登山二日目

2:30に携帯のアラーム(バイブ)が鳴る。僕らは起き身支度をしつつ朝食をいただく。昨夜はラーメン&おもちといういきなりの豪華試用だったおかげでいくらか元気を取り戻していた。しかし、空はあいにくの雨模様。4:00に出発。雨に濡れたテントは異常に重い。南岳への新道は思った以上に急勾配。15分歩くと休みたくなるが、そこは我慢して最低でも30分は歩く。そして20分ほど休む。そしてまた魅惑の近道ルートを発見。「近道は急勾配」と書かれていた。迷わずしか道を選択。それほどきつい登りでもなく、どれくらいの短縮になったのかは謎だが(ルート自体は短かった)選択は正しかった…と思う。ただひたすらの登り道。途中救急箱を発見し、さすが北アルプスと皆で感服。途中雪渓の上を歩く。滑った行ったらきっと痛いな…と思いながら歩いていた。南岳小屋は近い。岩に「もうすぐ」と書かれていた。ひたすら登る。南岳小屋は近い。岩に「すぐそこ」と書かれていた。ひたすら登る。南岳小屋は近い…?「すぐそこ」と書かれた岩を見てから30分ほど歩いてようやく南岳小屋に着く。皆満身創痍。天気は悪く、しばらく小屋で様子を見ることに決定。中には台湾人が35名居た。槍ヶ岳から来たようだった。雨風はどんどん強くなっていく。僕らは槍ヶ岳まで今日中に行くことを断念しかけていた。台湾人達はキレットの方へ出発した。この雨風の中、大キレットに降り、長谷川ピークを登り、飛騨泣きを渡ろうと言うのだろうか。その後、稜線の方から引き返してきた熟年夫婦が現れた。彼らの様子を見、そして話を聞き、僕らは完全に槍ヶ岳まで行くことをあきらめた。テントを張ったが、風が強い。雨が襲いかかってくる。テントの中まで浸水し、シュラフも濡れる。何もやることが無く、ただ寝ているだけ。そして食べるだけ。この日も2:30起床を目指し、8:00頃就寝。