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痙性と固縮と拘縮と強直の事情

study

1.ステッドマン医学事典
・痙性spasticity
安静時の筋緊張亢進の一型。受動的伸展に対する抵抗があり、速度依存性で屈筋と伸筋で異なる。深部腱反射の亢進とクローヌスも見られる。
ん〜、屈筋と伸筋でどう異なるんだ?クローヌスってのはここではジャックナイフ現象のことを指してるみたいだね。ジャックナイフて折りたたみナイフだから、あくまで折りたたむ方向=関節の屈曲方向ですよー。速度依存…たぶん素早く動かすと痙性が強まるからゆっくり動かそうてことなんだろね。


・固縮rigidity(=硬直、強剛)
安静時の筋緊張亢進の一型。速度に関係なく受動的伸展に対して抵抗が増加している。左右対照的のこともあり、反対側の筋肉を動かすと筋緊張亢進が増加する。2つの基本的な型は歯車様硬直と鉛管様硬直である。
歯車様てイメージできるけど、鉛管様てよく分かんないよね。


・拘縮contracture(=痙縮)
緊張性攣縮、線維化、拮抗筋の麻痺により筋バランスの喪失、または近隣関節の運動喪失により筋が静的に短縮していること。
あくまで筋の短縮のことなんですね。南山堂とは解釈が違うね…。これは、日本と外国での認識の違いなのか?まぁ、筋の短縮が起これば関節可動域も減少するわけで、そゆ意味では同じようなこととも言えるけど、目の向けどころが違うよね。それで痙縮が同義語なのか?


・関節拘縮arthogryposis
多数の関節の重度拘縮を特徴とする先天性の四肢の欠陥。
関節の重度拘縮って、上記拘縮の意味からは謎な文だよね。まぁ、近隣関節の運動喪失が大きく、かなり筋の短縮が進んでるってことなんだろうけど。それにしても、先天性て言い切るのか…。先天性多発性関節拘縮症のことを指してるんだろうけどね。


・強直
疾患の経過に伴い、関節が線維性あるいは骨性に結合し硬直すること。
これは南山堂と同じだね。


2.南山堂医学大事典
・痙性麻痺(痙性で出なかった)
上位運動ニューロン障害でみられ,筋緊張(トーヌス)亢進,腱反射亢進,病的反射(バビンスキー反射など)の出現,巧緻運動の障害と筋力低下を特徴とする.上位運動ニューロンは錐体路と錐体外路に大別される.錐体路は大脳皮質のBrodmannの第4野から発し,脊髄前角細胞に終わる.錐体外路は第6野から発し,脊髄前角細胞に終わり,錐体路に対し促進性あるいは抑制性に作用し,巧緻動作を可能とする.錐体路が障害される時,ほとんどの場合は抑制性錐体外路の障害も伴うため,筋紡錘の興奮性がたかまり,筋緊張亢進,腱反射亢進を示し,また巧緻運動が障害される.病的反射が出現する機序は十分にはわかっていない.筋肉は,後には非活動性萎縮(廃用性のことだよね)をきたすこともある.上位運動ニューロン障害でも,錐体路および錐体外路障害の発症直後や,錐体路のみが単独で障害された場合(例えば第4野に局在する障害や,延髄錐体部における障害)は,弛緩性麻痺が出現する.
要するに、錐体路の障害と同時に錐体外路の抑制性線維が障害された状態ことから、常に筋が収縮した状態になるて感じですかね


・筋トーヌス異常(固縮と同義なんだって)
固縮は強剛(パーキンソン病に対してしか今は使ってないよね?),硬直などともいい,錐体外路障害(パーキンソン病など)のときに認められる.固縮の際の筋抵抗は鉛管様(鉛管現象)あるいはcogwheel現象(歯車現象)といわれるように,全過程で同じような抵抗を感ずる点が,痙直とは異なる.
ほら、分かんなくなってきた。こっちも結局錐体外路が関わってるんだよね。痙性と大きく違うのは、鉛管様とか歯車様に抵抗が出現するってことだよね。ん〜、痙性で出現するジャックナイフ現象はゴルジ腱器官によるIb抑制に基づくものだと考えられているわけだけど、なんで錐体外路障害だと出ないんだ?考えてみると分からんぞ。


・関節拘縮
関節拘縮とは,関節外の軟部組織が収縮性変化を起こし関節の可動性が減少し,あるいは消失した状態をいう.関節拘縮の方向により屈曲位,伸展位,内転位,外転位,回旋位拘縮などと区別する.関節拘縮の二次的変化として関節軟骨の退行変性,時には相対する関節面の間に結合組織の増殖を認めることがある.病因は先天性と後天性に分けられる.先天性関節拘縮は,先天性多発性関節拘縮〔症〕,先天性内反足,先天性反張膝など胎内発育異常が原因と思われる疾患に多くみられる.後天性関節拘縮は原因によって皮膚性拘縮,結合組織性拘縮,筋性拘縮,神経性拘縮,関節性拘縮の5つに分類される.皮膚性拘縮は強皮症*などの皮膚収縮性拘縮も含まれるが,大部分は熱傷瘢痕や外傷性創瘢痕による.結合組織性および筋性拘縮は,結合組織(皮下軟部組織,靱帯,腱など)や筋肉が炎症性変化や外傷,その他の原因で収縮するために起こるものである.神経性拘縮の代表的なものは痙性麻痺*による関節拘縮であり,関節性拘縮は滑液膜,関節包,靱帯,関節周囲組織が炎症や損傷によって収縮したときに起こる.
なるほどね。関節拘縮ってのは、関節外組織の変性により関節可動域が減少・消失状態なわけだね。


・関節強直
関節強直とは,関節自体が癒着し可動性をまったく喪失した状態をいう.このため,関節外の変化による関節制動状態を関節拘縮とし区別される.原因はまれに先天性のものもあるが,多くは外傷性関節損傷,化膿性関節炎のあとなどや慢性関節疾患(結核性関節炎,慢性関節リウマチ,〔変形性〕関節症,強直性脊椎関節炎,血友病性関節症など)によって起こる.相対する関節面が結合組織で癒着しているものを線維性強直と呼び,骨組織で連結しているものを骨性強直と呼ぶ.
なるほど。拘縮との違いは、こちらは関節内の変性により関節可動域が減少・消失した状態なわけだ。治療の時、これらをしっかり鑑別しないと例えば骨折を誘発したりしてしまうと。


・筋性拘縮
=関節拘縮
つまり、拘縮ってのは関節の可動域が減少した状態のことであって、その原因が筋であれば筋拘縮って呼ぶし、結合組織なら結合組織性拘縮って呼ぶってことだね。脳卒中片麻痺の患者がステージ3で強い痙性を示していて、これの拘縮を予防しようってなったら、それの対象は筋で、筋拘縮を予防しようって言ってるんだね。


3.リハビリテーション医学大辞典
・痙性
中枢性麻痺を伴う筋緊張異常。深部腱反射亢進、折りたたみナイフ現象などを示し、相動性筋伸張反射の亢進と考えられる。
相動性(phasic)て書いてあるね。上でも述べてるけど、痙性抑制を考えるなら、tonic(持続的)に伸ばさないとね。

・固縮
筋緊張が持続的に亢進している状態。パーキンソン病におけるものが典型的。片麻痺などの中枢性麻痺でも見られるが、その場合は痙性と合併して固縮痙性となるのが普通である。
普通であるって、固縮痙性なんて聞いたこと無いぞ。ん〜、歯車様とか鉛管様の抵抗は出現しないで、ジャックナイフ現象が出るのかな?聞いたこと無いって事は。


・拘縮
皮膚の筋肉、神経などの関節構成体以外の軟部組織の変化によって生じる関節の可動域制限。
これ以下にも長々と説明有るんだけど、だいたい南山堂と同じこと言ってるから省いてみた。スタンスとしては、南山堂と一緒だね。


・強直
関節構成体そのものの変化によって生じる関節の可動域制限。線維性強直と骨性強直とに分けられる。
これも南山堂と同じ。


4.総括
総括って言うか、なんとなくは分かったけど結局なんなんだろ。ステッドマンよりは南山堂とかリハ辞典の方が自分にはしっくり来たけど…。文献も探して読んでみるかな。
今回調べてる中で、片麻痺で下肢の方が回復が見込めるのは何故かって言うのに、下肢は下位中枢の回復が有れば歩行など望めるけど、上肢は上位中枢も回復していかないと運動は難しいてかいてあったのよ。下位中枢てのは脊髄(延髄とかを含めることも)で、上位中枢は大脳皮質になる。で思ったのは、これってつまり手の使用が発達した人間ならではなのかなって。人間は手を使用することで大脳皮質を発達させてきたわけだから、手の巧緻動作と大脳皮質との関係ってとても大事な気がするよね。それで上肢や手指の回復は下肢に比べて望めないのかな。
最後の締めは全く関係ない話しでした。