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下肢麻痺と上肢麻痺の関係

study

http://d.hatena.ne.jp/shu-/20041112
先日日記で下肢麻痺の方が予後が良いのを手がどーとかこーとか宣ってたわけですが、おそらく考えとして間違えとは言えないんじゃないかと思ってはいますが、その答えがバイト中に浮かびました。ホムンクルスと血管の関係じゃないかと。つまり、脳梗塞の原因血管として一番多いのは中大脳動脈なわけですが、これの支配領域を見ると半球の外側で約30°から120°の間になるわけです。この範囲は、ホムンクルスで言えば上肢とかの部位になるわけです。逆に下肢領域はどこかというと半球の内側面になり、そこの支配血管はなにかというと前大脳動脈になるわけです。脳梗塞全体に占める前大脳動脈系の梗塞は1〜3%と言われていて頻度はかなり低いのです。さらに、前大脳動脈は前交通動脈などで吻合しており(Willisの動脈輪:前交通動脈や他の動脈との吻合度合いには個人差が大きい)、その障害像は多種多様となります。前大脳動脈で塞栓が起こったとしても、その先が梗塞に至るとは限らないんですね。というわけで、梗塞頻発部位とホムンクルスを照らせば簡単なことだったんですね。逆に言えば、前大脳動脈で塞栓が出来、その先に梗塞巣が出来れば下肢に強い麻痺を呈する可能性があるということですね。
ついでに、前大脳動脈で梗塞が起こると補足運動野が障害される場合があります。その障害像に関してはこの前の日記を参照で。多少補足をすると、自動性の運動が低下するから自発発語が障害されます。これは、理解や復唱は正常です。
あと他人の手兆候も出るんですね。