ヒトリゴト

数年放置のヒトリゴト

オペラ座の怪人

映画館で見た映画は久しぶりな気がする。
オペラ座の怪人といえばミュージカルな訳ですが、僕はミュージカルの方は当然見たことがなく(オペラ座の怪人とライオンキングはいつか見たい)、映画も前知識無しで見に行ったんで、まさかミュージカル調に進むとは思ってませんでした。個人的には凄い新鮮で良かったです。内容の方も賛否両論あるようですが、僕は素直に楽しめました。クリスティーナの葛藤っぷりはあっちいったりこっちいったりって感じな部分からもよくわかったような気がしますが、あれは一歩間違えれば、何考えてるのかわからない…という風にもとれてしまう気がしました。ラウルは積極的な愛を、ファントムは悲哀に満ちた愛を、という風に非常に対照的で、それがクリスティーナの葛藤をより大きいものにした気がします。クリスティーナのファントムへの感情は、師への愛や父への愛というよりも性愛だったんじゃないかと思っております。ファントムは「怪人」としての描写より、「人間」としての描写が意識されていたように見えました。一番最初のオークションの場面で、シャンデリアの布が取り払われた瞬間、過去のオペラ座の場面に移りovertureが流れたところでおぉーっと思った人は自分だけではないと思います。
歌の方は吹き替えかと思ったら生歌らしいですね。ミュージカルファンには物足りなかったようですが、僕は全然良かったと思います。
兎にも角にも一見の価値は十分にあると思いますので、見てない人は映画館に足を運んでみませう。今知ったんだけど2時間半もやってたのか…。
(クリスティーナ役のエミー・ロッサムが撮影当時17歳ってのは反則だろ…)