W杯日本代表メンバーから落選した横浜のFW久保竜彦(29)が、復帰戦で決勝ゴールを決めた。磐田戦で1−1の後半21分に途中出場。同43分にCKを頭で流し込んだ。左ひざ痛などのコンディション不良によりW杯代表から漏れたが、持ち前の決定力で体調不安と精神的ショックを吹き飛ばした。

 独特の得点感覚は健在だった。久保が常識外れの逆転ヘッドで復活ののろしを上げた。MF平野のCKに「触らないようにしようと思った」。だが射程内にクロスが落ちてくると、とっさに反応した。体をゴールと反対の右方向に1回転させてとらえた。並外れた反射神経と身体能力に裏打ちされた、飛び抜けた決定力。「まだ万全じゃないかもしれないが、1発があるのは久保くらい。リスクにかけて投入した」。岡田監督の信頼に応え、1−1のこう着状態を打ち破った。

 落選ショックを吹っ切る、けじめの1発だった。代表発表翌日は、体調不良で練習を休んだ。この1週間も「体が重い」と訴えていた。工藤ドクターが「医学的に大きな問題はない」と言うように、心の問題が大きかった。この試合でも指揮官は「どれくらいできるのか分からない」と、後半21分まで投入をためらった。だが久保にとって得点は百薬の長。動きに生気がみなぎった。「あれだけサポーターが応援してくれて、吹っ切れた感じはあった」と久保は振り返った。

 W杯代表のFWは高原が右ひざ痛、柳沢が右太もも裏痛を抱える。だが久保の緊急招集の可能性は極めて低い。「今はナビスコ杯後のオフまでの間、練習を頑張るだけ」と本人も割り切っている。DF松田は「自分が落ちた以上に悔しかったからね。ジーコを見返してほしい」。ドイツから遠く離れた日本で、久保がワールドクラスのゴールを決め続ける。

久保ー♪
あとは奥だ!!奥が復調すれば強いマリノスが帰ってくる!!!