ヒトリゴト

数年放置のヒトリゴト

最近のトピック

  • 弛緩麻痺:相変わらず難しい。んでも、一次運動野(4野)のみ選択的にやられると弛緩麻痺を呈するなら、やっぱり直接α運動ニューロンにシナプスしてるのは、ここからの線維なのかなーと。なんで伸張反射まで消失するかは謎。脊髄反射自体は、もともと中枢の興奮は必要としないわけだし、いくら抑制性介在ニューロン優位だとしても、筋紡錘からのⅠaニューロンはRexedのⅦに直接シナプスするわけで、伸張反射は残りそうだけどな〜。サルの実験では、選択的に4野を壊したところ最初弛緩麻痺を呈したけどしばらくしてtoneが上がったんだよね、確か。



  • 帰結予測:これはSIASとFIMからの予測とか、いろんな文献のCART分析である程度予測可能っぽい。自分の担当患者さんでFIM運動項目合計点を予測してみたけど、確かに的はずれにはならなそう。ただ、超急性期(定義は微妙。24時間以内て文献があったけど)〜急性期(同じく定義は微妙。2-3日て文献があったけど)は意識レベルの問題が大きいから、評価のタイミングが難しいかな。



  • 注意障害:これはずっと先のPT勉強会のテーマで、おいらの担当。「注意」て定義が未だに曖昧(Luriaの定義が一番有名かな?)。そのメカニズムというか本質も曖昧。世の中にある障害のほとんどを「注意障害」に結びつけられるくらい曖昧。逆に言えば、それだけ「ヒト」として本質的な部分に存在する機能なのかもしれない。なんだかの文献には、意識の上に来てるのが注意とか感情とか意欲だったな。あーコレに関係してワーキングメモリも勉強中。おいらが挙げたテーマ。自分の手に負えなくて他の人にやって欲しかったんだけどな。



  • 神経心理学:難しい。注意障害とも関わってるくるけど、脳の高次機能について勉強をすすめていくと、運動について、記憶について、学習について、などなど結局ここに戻るのかーて感じ。シェリントン(スペルわかんね)の時代の理論は終わったものなのかなー。BrocaとかWernickeも古い、古典的な分類だし、時代は変わるんだなーと。内言語の重要性(運動とか注意にも関係してると思う)、それに伴ってヒトと言語の関係、失語症と拡げて勉強中。「よくわかる〜」て医学書を買ったけどむずい。STの新人はわかりやすいて言ってたな。でも、今日うちのドクターがリハ室に来て、「この本持ってるよ。難しいよね〜」て言ってたぞ。むずいけど、歴史的な部分から入ってて面白い。